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フラット35は審査が甘い?

こんにちは、茨城県筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。

今回は住宅ローンのお話し。

住宅ローンの過去の投稿はこちらから見れます

住宅ローンの基本①

住宅ローンの基本②

借りられる額と返せる額の違い

自分で言うのもなんですが、なかなかよくまとまっていると思いますのでお時間がある方はぜひご覧ください(^^)/

私は現役の大工でありながら住宅ローンアドバイザーという資格を持っておりまして、職人の中では住宅ローンに詳しい方だと、密かに胸を張っております(^_-)-☆

ちなみに当社はフラット35の取次店にもなっております。

さて、本題に戻ります。

タイトルにもある「フラット35は審査が甘い」または「銀行で住宅ローンの審査に落ちてしまったけれど、フラットは通った」という話。

これは実際によく聞きます。

以前の投稿にも書いてありますが、時期、借入金額、返済年数などが、同じ条件で借りた場合、金利の安い変動よりも金利が高い固定の方が、月々の返済も、総返済額も高くなります。

つまりフラットの方が返済負担が、その時点では大きいのにも関わらず、審査に通りやすいという、不思議な現象です。

でも現実として本当によく聞く話。

なぜなのか解説していきます。

まず初めに、地方銀行などの金融機関に相談に行くと、必ずと言っていいほどフラット35の話は出ません。一応取り扱いはあるのですが、銀行は手数料しか貰えないフラットよりも、自社の住宅ローンを組んでもらいたいからです。でも別に悪いことではなく、地方銀行の住宅ローンは銀行さんによりますが、良いものが多いです。

以前、とある銀行の方と話している時に『フラット35の資料見せてください』と言ったところ2年前のパンフレットが出てきたことがありましたw そのくらい紹介する気ないですw

実行金利と審査金利

ローンの契約を結んで実際に貸し出される時の金利を実行金利と言います。

例えば今の実行金利は、銀行さんの変動金利の利率は0.7%前後、フラット35の2月の金利が約1.8%となっております。

それとは別に審査金利というものが存在します。

これは金融機関さんがお客様の審査をする時に使う基準金利で、一般には公開されていませんが、推察すると4%前後かと予想しています。

なぜ実際の金利より高い金利で審査するのかというと、変動金利の場合、今後上昇していく可能性があるからです。

そのため、金融機関からすると「この人は金利が変わってもちゃんと返してくれるだろうか」というのを判断するために高い金利で審査をします。

一方で固定金利の場合は、一度お金が貸し出されてしまえば、金利は変わりませんので審査の時にあえて高い金利で審査する必要はありません。

このような背景があり、住宅ローンの審査の場合、変動金利はどうしても審査が厳しくなってしまうのです。

でも審査が通りやすくなるだけで、借入開始当初の返済額は間違いなく固定金利の方が上がってしまいますので、そこだけはご注意ください。

住宅ローンは返済が終わるまで正解はわかりません。

しっかりと話を聞いて自分たちの考えに合っているローンを選択してください。

2023年2月現在の金利状況は、変動金利は据え置き、固定金利は上昇傾向にあります。なぜ固定金利だけが上がっているのか、という理由はまた別の機会に!

冒頭でも触れましたが、当社はフラット35の取次店となっております。

当社経由でフラット35を使うメリットとしては、フラット35をいちばん安い金利で借りられる、建物完成保証が無料で付いている、住設機器の5年間のメーカー保証が付けられる、という特典もありますので、フラット35を検討されている方はぜひご相談ください。

それでは、また(^^)/

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