お知らせ

高気密高断熱住宅は夏暑い?

今日の朝は子供が「雪が降った」と騒ぐほど霜がすごかったですね。

朝外に出て、あまりの寒さにビックリしました。もう少し寒さが続きますの、体調にはお気をつけください。

そしてもう新年始まって1月も半分過ぎました。最近時が経つのが早いなあと感じるようになってきました。

こんばんは、筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。

職業柄たまに住宅情報誌を見ることがありますが、その中で「高気密高断熱って言われたけど住んでみたら暑い」という住まい手さんの声を見かけることがあります。

今回はタイトルにあるように高気密高断熱は暑いのか?という内容について考えていきたいと思います。

よく聞くけど、そもそも「高気密高断熱ってどういう事?」

「高気密高断熱」というフレーズは家づくりを検討されている方は、一度は耳にしたことがあるかと思います。

でもその意味を理解されている方はどのくらいいるのでしょうか?

良く知らないけど何となく、「高気密高断熱」=「夏涼しくて冬温かい家」と解釈されている方は多いと思います。むしろ家づくりに携わっている業者さんの中でもそのような認識の方はいます。

「高断熱とは」その名の通り建物も断熱材の性能を上げたり、窓やガラスの性能を上げたり数を減らしたりして建物の内外の熱移動を少なくすることです。設計段階でソフトを使って計算します。今多く使われているのはUa値という値で、この数値が小さくなるほど断熱性能は高いということになります。

「高気密」とは施工技術や工法によって家の隙間を少なくすることです。木造住宅の場合、木だけではなく断熱材や窓、内装の仕上げ材などさまざまな部材が組み合わさってできているので必ず隙間ができてしまいます。昔の家は気密性能はあまり重視されなかったので、すきま風などが入ってきて家の中でも冷たい風を感じたことがあるという方もいると思います。こちらは計算では数値を出すことはできず、実際の現場で機械による測定で数値を出します。

1㎡あたりにどのくらいの隙間があるかというのを表したものがC値です。例えばC値=0.4という結果が出た場合、1㎡あたり2ミリ×2ミリの隙間があるということになります。

実際の気密測定の様子

以上が「高気密高断熱」の簡単な説明です。

そこでここからが今回の本題です。

なぜ高気密高断熱で暑い家ができてしまうのか?

これを知るには熱の性質を理解する必要があります。それは「熱は温度の高い方から低い方へ移動する」ということです。

つまり夏は外の熱い熱が室内に入ろうとして、冬は室内の温かい空気が外に逃げようとするのです。

断熱性能を上げれば入ってくる熱を抑えることはできますが、完全に遮断はできません。

そして入ってきた熱は建物の中が高気密の場合、空気の逃げ道が少ないのでなかなか抜けなくなります。

それで「高気密高断熱って言われたけど暑くない?」

と思う方がいらっしゃるのかなと思います。

解消方法としては排熱をできるように、しっかりと通風計画を設計して夕方帰宅した後に窓を開けたり、そもそも入ってくる熱を減らすために窓の外に庇やシェードを付けて遮熱することが考えられます。シャッターや雨戸も有効です。

とはいえ高気密高断熱にすることで冷暖房の効きは良くなりますし、電気代も抑えられるので絶対に高気密高断熱化をお勧めします。

何より快適な住空間での生活は心身ともに穏やかで健康に暮らせると思っていますので(^^)/

今回のお話をもっと詳しく知りたいという方はぜひお問合せからLINEでご質問ください。大歓迎です。

それではまた次回(^^)/

ZEH

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