メディア掲載
四つ葉工房を取り上げていただいた
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家づくりをする上ではじめに考えてほしい2つのこと
あんな家にしたい!こういう形が好き!
どんな外観デザイン、内観インテリアにしようかな♪
家づくりは、夢や希望からスタートします。
そして、どのような家を建てようと自由です。
そのうえで、家づくりをする人、リフォームする人には、共通の目的と使命があると考えます。
まずは一番初めに、それを考えてみてください。
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家づくりをする上で考えてほしい2つのこと(その1)
なぜ家を建てる(リフォームする)のですか?
家を建てる(リフォームする)理由や事情はそれぞれ違います。
・子供が小学校に上がるまでにアパートから希望する学区内の一軒家に入りたい
・両親と一緒に暮らすための二世帯住宅が欲しい
・子育てが一段落したので夫婦でのんびり暮らせる小さな家を建てたい
・娘が出産のために里帰りをするので、この機会に家を綺麗にリフォームして迎えてあげたい
・築年数を経てライフスタイルが変わったからそれに合わせてもっと使いやすいようにリノベーションしたい
など理由はそれぞれですが、そこには必ず家庭の事情、つまり「家族」の存在があります。
一軒家を持つという事は義務ではありませんし、見栄も自己満足も必ずしも必要ではありません。
新築、リノベーション問わず、大切な家族と幸せに暮らすことが一番の目的であるという事を意識しながら家づくりをしていただきたいと思っています。
そして、その先にある「なぜ?」を教えてください。
・なぜそれが良いのか?
・なぜその大きさなのか?
・なぜそれが必要なのか?
初めは「SNSで見て良いと思ったから」や「これが良いと知人に聞いたから」といった理由でも構いません。
そのあとに本当に求めているものなのかを考えてみてください。他の人に合っていたとしても自分たちの暮らしに合うとは限りません。
そして、それらのことを私たちに伝えてください。ただの希望ではなく、理由やその想いに至った過程も含めて教えてください。はっきり言葉にできない時も、できる限りで良いので教えてください。
設計者はそれらすべての想いを参考に暮らしを考え、図面を描き、提案をするのです。
想いを共有しながら計画を進めることで、本当の意味でのオリジナルな家づくりが始まります。
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家づくりをする上で考えてほしい2つのこと(その2)
その家にいつまで住みますか?
家づくりを始めると、間取り、性能、設備、大きさ、デザイン、お金など、たくさんのコトを考えます。その中で「いつまでその家に住むのか」ということを考える時間は意外と少ないように感じます。
平均寿命が男女とも80歳を超え、女性の2人に1人は90歳まで⾧生きできる⾧寿の国である日本。例えば、85歳まで⾧生きをした場合、35歳で建てた家に50年住むことになります。住宅ローンの返済が終わる時は、まだまだ通過点でしかありません。
そう考えると50年以上先を見据えた家づくりを考えることは、とても自然なことであるといえますが、実際にそのように考えて家づくりをすることは簡単ではありません。
建てた時には幼かったお子さんたちも、30年経てば立派な大人になり、それぞれの家庭を持っているなんてこともあるでしょう。そしてその時には、夫婦二人で暮らしているかもしれません。
先のことは誰にも分かりません。それでも、先を見据えて家づくりを考えることは間違いではないと思います。先を見据えた家づくりを考えると間取り、性能、設備、大きさ、デザイン、お金に対する判断基準が大きく変わってきます。
車や洋服など定期的に買い替えるものでも、しっかりとしたものを選べば、適切な手入れをしながら使うことで愛着が湧き、大切なものとして⾧く残るでしょう。
家も同じで、しっかりと考えて創った住まいは大切に住まわれて、夫婦の大切な財産になると共に、子供たちにとっても大切な実家となります。本当に価値がある住まいならば、もしかしたら成⾧したお子さんたちがメンテナンスをしながら住み継ぎ、大切に守ってくれるかもしれません。
⾧く愛される持続可能な家を創ることは、未来を生きる子供たちに財産を残すことにもつながるということです。
さらに、手入れをしながら住み継いで、解体までのスパンを伸ばすことは、地球環境にも優しいということになります。省エネで耐久性が高く、できる限りリサイクルできるもの(されたもの)を使って、エコな、人間以上に⾧生きできる家を創ることは、後世を生きる人たちにより多くの資源を残せる尊い行為であるといえます。
予算にはもちろん限りがあります。
その中で何が本当に大切であるかを一緒に考えていきましょう。
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