お知らせ

森林伐採≠環境破壊

こんにちは。

茨城県筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。

子供たちの夏休みが終わるまでまだあと少しありますが、今年は何か思い出作れましたか?

私は今年の夏の思い出の一つとして、自分の家族と弟家族、妹家族の3家族で筑波山にあるフィッシングパークつくば園に行ってきました。

小さい子供は魚を触るだけで精一杯!

ニジマスのつかみ取りをして、捕まえたニジマスの調理をしてもらっている間に金魚釣りをして、最後はニジマスと一緒に流氷流しそうめんを食べました。

今年から始めたこの流氷流しそうめんがすごく人気らしい

今年はまだもう少し楽しいことがありそうです♪

日常ではお盆休みが過ぎて、高校野球も閉幕し、何となく夏の終わりに向かっている感覚になってきました。

現場で仕事をしていると一年で一番過酷な時期であり、休みの日に遊びに行くにもきつい夏ですが、夏の終わりはいつも寂しい気持ちになります。冬の終わりは寂しくならないのになんでだろう?

子供の頃の楽しかった夏休みが終わってしまう感覚が今も残っているのですかね?

とはいえ最近は9月でも夏と変わらないくらい暑いですし、去年は11月に入っても半袖で仕事できるくらい暑かった記憶があります。快適に現場作業ができる時期まであと少し!

さて今回のお話は森林環境についてです。

とはいえそんな難しい話ではなく先日の出来事で印象に残ったことがありましたので、そのお話し。

8月17日につくばみらい市の市P蓮主催の義務教育フォーラムというイベントに講師側として参加させていただきました。

このイベントは夏休みの特別授業?のようなもので子供たちがそれぞれ興味のあるブースに行き、1コマ40分の授業を最大3回受けられるというものでした。

私はFoward to 1985の茨城チームの一員として参加させていただき、断熱ワークショップを行いました。

場所は校長室。外部に面する壁に木枠を組み、断熱材を充填させて仕上げに桧の板を貼っていくという作業を3コマ計5人の生徒さんに体験してもらいました。

1985チームとして6人の参加者中私も含めて半数の3人が現役の大工でしたので、断熱ワークショップと言いながらも木工事のクオリティが高く、木工教室みたいになっていましたw

真ん中の部分はあえて断熱材を抜いている箇所です。こちらをサーモカメラで映すとこうなります↓

断熱材が入っているところは濃色の青です。濃いほど表面温度が低いという事です。

この時期は冷房期ですので、断熱材が入っている所の方が冷房が効いているのが一目瞭然で分かりますね。

でも本当に重要なのはここからで、この結果が室内環境にどういった影響を及ぼすのかという事がとても大切です。

前振りが長くなってしまいましたが、今回のメインはここからです。

今回の1コマ40分の授業の中では初めに講師による座学があります。

今回は1985チームの丸川木材の川那子さんが講師を務めてくださり、子供たちに分かりやすく、パワポのスライドを使いながら説明していました。

地球温暖化のことに始まり、住宅を断熱化することの意義、そして最後に材木を扱うプロとして「木」の事にも触れました。

その「木」のお話の中で「木が光合成をして二酸化炭素を食べて、酸素を出していることは皆さんご存じだとは思いますが、実は樹齢(じゅれい。木の年齢のこと)を重ねておじいちゃんになった木は若い木よりも二酸化炭素を食べなくなります。人間と同じですね。そういった木を切らせてもらって、家や家具などに形を変えて使わせてもらい、切ったところにまた植えて、二酸化炭素をたくさん食べてもらい、またおじいちゃんになったら切ってというサイクルを繰り返すことがとても大切です」とお話をされていて、そのお話を聞いていた生徒のお母さんが大きくうなずいているのがとても印象的でした。

そうなんです!我々にとって「木」とは仕事をしていくうえで絶対になくてはならない材料となります。その原料を調達するには、もちろん自然に生えている木を伐り出さなくてはならない。

うっかりすると環境破壊に加担していると勘違いされそうですが、大切なのは切った後にどうするのか?

切った後に何もしなければ、もしかしたら環境破壊と言われるかもしれません。

でもきちんと植林ができれば理想的なサイクルを守ることになります。

そして忘れてはいけないのが、いま私たちが使わせていただいている「木」は、ほとんどがもうすでに引退された方が植林してくれた木です。

木は植えただけではお金になりません。伐り出して売りに出さなければ収益にならないのです。それでも枝打ちやその他の手入れなどの費用は掛かります。ちなみに、そのような手入れをきちんとすることは土砂くずれなどの自然災害のリスクを下げることにもつながっています。

自分たちが使うことができないのに後世のために植林してくださった方達、そして同じく自分たちで使うことができないのに後世のために今植林してくださっている方たちに感謝をしてこれからも木を使っていきたいと思います。

これは何も私たち建築従事者だけの話ではありません。

一般の方でも、鉄筋コンクリートや鉄骨ではなく、「国産」の木を使って家を建てるという事はそれだけで理想的な森林サイクルに貢献していると言っても過言ではありません。

それでは、また(^^)/

🍀四つ葉工房は茨城県筑西市を中心に下妻市、結城市、桜川市、八千代町、つくば市北西部で「高耐震、高気密、高断熱、高耐久、自然素材」をベースに「デザイン×性能×コスト」のバランスを重視した新築の注文住宅やリフォーム、リノベーションといった家づくりを行っている工務店です🍀

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