住宅の寿命が延びると心配になること?
こんにちは。
茨城県筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。
先日次女の7歳の七五三を迎えることができました。
うちは三姉妹なので通常は全6回なのですが、みんな二歳差なので長女の7歳と三女の3歳が一緒だったので計5回。今回はその4回目だったので、残すはあと1回!終わっちゃったら寂しいんだろうけれど、子供の成長を感じられる節目の行事であり、成長する姿を見るのは楽しみでもあります。
我が家は長女が産まれてから、縁あってスタジオアリスさんにお世話になっていまして、前撮りはもちろん当日の着物レンタルや着付けもお願いできるのが良いですね。
さて本題に入ります。
前回のブログで住宅の寿命について書いてみました。
今回はその続編のような感じで書いていきたいと思います。
前回のブログはこちらから見れます
→日本の住宅の寿命は30年?
前回も書きましたがきちんと作られている家は大手ハウスメーカー、工務店問わず、長持ちします。ただしこれはきちんとしたメンテナンスがされていることが絶対条件です。長期優良住宅の中にはこの維持管理のしやすさや定期点検のチェックがしっかりと入っています。
ただしですね、よく勘違いされやすいのですが、「60年の長期保証」などど言われているものでも都度の有料メンテナンスや有償工事は必須になっています。なので建ててから何もせずに50年、100年住みましょう!というわけではありません。
車でもオイル交換やタイヤの空気圧チェックは定期的に行わないと壊れてしまったり、寿命が短くなるのと同じですね。
今回は意外と触れられない箇所に注目してみたいと思います。
それは電気火災です。
実は家庭における火災のうち電気トラブルによる火災の割合が近年増加傾向にあるそうです。
こちらは読売新聞の記事の抜粋で横浜市のデータですが、電気火災の詳細としては「放火(疑いを含む)」「コンロ」「たばこ」「電気機器」「配線器具」の順に多いようです。
この記事によると火災の件数自体は減っています。
そしてこれはこの横浜市に限らず今はIHが主流になりつつあるので、コンロというのはもしかしたら古い家なのかもしれません。煙草に関しても昔から危険性は高かったですね。
そして今現在、電気火災の中で多いのがモバイルバッテリー等が原因するものだと言われております。その中でも圧倒的に多いのがネットで購入した海外製もしくはよくわからないメーカー品。
最近は電子化が進み、その影響で家のいたるところに充電器が差さっていると思います。
本来ならその都度抜けばいいのでしょうが、毎日使うものだとついつい差しっぱなしになりがちです。
テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの大型家電に関しては使う時だけコンセントを差すというのもなかなか難しいと思うので、掃除を定期的にするか最低でも点検はしたいところです。
そして地味に怖いなと思うのは電気配線です。
電気配線の寿命について調べてみると、内線規程と呼ばれる国が出しているマニュアルのようなものがあります。
そこには電気配線の使用期間は20年~30年程度と記載されています。
電線は電気が通ると発熱して、それを放熱しながら適度な温度で落ち着くと思うのですが、外周部には断熱材が敷き詰められていますので電線自体の放熱作用を断熱材が邪魔してしまっている可能性もあります。
長い目で見ると電線、特に外周部に関しては別途配線スペース分の壁空間などの確保はとても重要だと思います。
お金をかけて地震に強い、真冬でも快適に暮らせる自然素材のいい家を造っても、電気がショートして火事になってしまった!なんて全く笑えないですね。
もちろんそこら辺のリスク対策を講じるのは住宅会社の役目なので、意中の会社がありましたら確認してみてください。
リフォームを考えている方にも当てはまります。
例えば築30年40年といった家のリノベーションであればせっかくの機会ですので、できるだけ配線のやり替えも併せてお勧めします。部分改修などの場合もありますので、難しいかもしれませんがその後もさらに住むとなったらやらない手はありません。生活スタイルが変わって全く使わない部屋などは断線するのもアリだと思います。
水道管が老朽により破裂したら場合によっては大惨事になりますが、火災にはなりません。火災は最悪の事態まで考えられます。
優先順位は決して低くありません。
配線対策については長持ちする家を考えるなら新築、リフォーム問わず必須と言えます。
それでは、また(^^)/
🍀四つ葉工房は茨城県筑西市を中心に下妻市、結城市、桜川市、八千代町、つくば市北西部で「高耐震、高気密、高断熱、高耐久、自然素材」をベースに「デザイン×性能×コスト」のバランスを重視した新築の注文住宅やリフォーム、リノベーションといった家づくりを行っている工務店です🍀