お知らせ

太陽光パネルのおまけ効果

こんにちは。

茨城県筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。

いやぁ、暑い!9月に入ってもしんどさは変わりませんね。

今度の日曜日に筑西市で商工まつりというイベントがあり、建築士会として出展させていただくのですが、小3の娘が「手伝いたい」というので、メンバーに相談したところ、快く快諾していただき急遽お手伝いに参加させていただくことになりました。

社会勉強にもなるし、私自身娘とボランティア活動できることがすごく嬉しく、内心楽しみにしているのですが、天気だけが心配です。

曇りで雨が降らず、適度な涼風で!なんて都合が良いかw

さて、今回は太陽光パネルのお話し。

太陽光システム云々ではなく太陽光パネルのお話し。

とは言っても、どこどこのメーカーのパネルは○○が良いとかそういう話でもありません。

今新築住宅を検討されている方で太陽光載せるかどうかで悩まれている人は今回のブログを見るだけで太陽光が良いものに思えてくるかも!というのは大げさかもしれませんが、あまり聞かない内容だと思いますので、最後までお付き合いください。

まず前段として、環境問題は常に世界中で大きく取り上げられているテーマです。おそらくこの課題は人類が地球に住んでいる以上、永遠のテーマの一つとなります。

日本でも2020年に当時の菅総理大臣が日本の方針として世界に向けて2050年までにカーボンニュートラルを目指すと公言しました。

カーボンニュートラルの説明は省きますが、簡単に言うと温室効果ガスの発生を抑え、抑えきれず排出してしまった分は吸収して、トータルで±0にすることです。

これは実は、ものすごいことで、今までうやむやにしてきた環境問題に対する日本という国の意思表明をしたことになります。今まで日本の総理が蓋をしてきた問題に食い込みました。もちろん大変なのはその後で、2050年には菅さんはもうとっくに引退しているでしょうから、無責任だと思われるかもしれませんが、それでも2050年を生きているであろう人たちにとっては他人ごとではなく、重要なことです。

2050年のカーボンニュートラルに向けて国土交通省、経済産業省、環境省などがロードマップを作成し、それぞれの分野で2050年までの道筋を示しはじめました。

建築業界で言うと2030年までにZEH(ゼッチ)を住宅性能の標準にしようと動いています。(ここら辺の文言が実は少し変わる時があり、あまり覚える必要はありません)

ZEHの詳しい説明はここでは省きますが、以前書いたブログがありますのでお時間がある方はこちらをタップ→ZEHは高性能なのか?

そしてZEHとなると太陽光発電は切っても切れない関係になります。

これから家を建てる人は「平屋?二階建て?」と同じようなノリで「太陽光載せる?載せない?」の選択肢が迫られることになるでしょう。

太陽光発電システムの話になると、発電量や売電価格、保証期間などの話に目が行きがちです。

ただ今回は前述のとおり、ちょっと視点を変えたお話をします。

それは太陽光パネルで日射遮蔽ができるという事です。

日射遮蔽に関しても過去ブログがありますのでこちらをタップしてご覧ください。
日射遮蔽と日射取得という考え方

太陽光パネルの設置された画像を見たことがあるでしょうか?

一般的なパネルを設置するとこうなります。

パネルと屋根材の間に空間がある

夏の室内の暑さは熱によるものです。その大元は太陽光です。

光は物質に当たると熱に変化するという性質がありますので、家で言うと太陽の光が屋根、壁、窓に当たり、そこで熱が生まれ室内に伝わります。

普通の屋根であれば、屋根材(瓦や板金など)で発生した熱はダイレクトに室内に伝わろうとします。
ですが、パネルがあればその部分はパネルで光を受けてくれるので、屋根材では熱がほとんど発生しません。しかもパネルと屋根材の間には空間があり、それが通気層になってくれるため室内に侵入する熱量を大きく削減することができます。

分かりやすく言えば、太陽光パネルは屋根にとっての日傘のようなものです。

暑い時期の日中の日傘の効果の大きさは皆さんご存じだと思います。

このことは私が太陽光パネルを勧める理由の一つです。

とはいえ少し前によく見かけた屋根一体型のパネルではそのような恩恵は全く得られず、むしろパネルで発電する際に発生する熱が加わりますので余計に暑いです。ただし、屋根自体はスッキリ見せることができるので、別の観点から見れば良いこともありますね。

容量の小さい太陽光パネルですと、そもそもパネルの枚数が少ないので、日射遮蔽の恩恵もその分少なくなります。

当社で基本ご提案させていただいている建て得という太陽光発電システムは屋根貸しですので15年間売電収入はもらえません(16年目以降は売電収入がもらえます)が、その分工事費、製品代が無料になり、さらにパネルは載せられるだけ載せるという条件がありますので、日射遮蔽にはとても有効です。

今回のお話はいかがでした?

いくら価格が下がってきたとはいえ太陽光発電システムは生活必需品ではありませんのでなかなか手が回らないという方も多いと思いますが、自己資金に余裕がある方はご自分で、資金に余裕がない方は建て得のような制度を使って太陽光を載せることで健康にも家計にも環境にも優しいお家が出来上がると思います。

屋根貸しは様々な会社が行っており、条件が良い会社ばかりではない(悪徳というわけではない)と聞いていますので、内容等は必ず確認してください!

それでは、また(^^)/

🍀四つ葉工房は茨城県筑西市を中心に下妻市、結城市、桜川市、八千代町、つくば市北西部で「高耐震、高気密、高断熱、高耐久、自然素材」をベースに「デザイン×性能×コスト」のバランスを重視した新築の注文住宅やリフォーム、リノベーションといった家づくりを行っている工務店です🍀

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