お知らせ

小さい家はおススメですが…

こんにちは。

筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。

少し前に毎年恒例の家族旅行として大阪に1泊2日で行ってきました。

今年は初めて私の父と母も一緒に行きました。

父はあまり子供の面倒を見るのが得意ではありませんでしたが、ここ数年毎年のように孫が増え大分慣れたようですw

1日目はUSJに行ったのですが、非常に助かりました。父と母が末っ子の面倒をよく見てくれたので、上のお姉ちゃん二人も身長制限があるアトラクションにも乗れて、おもちゃも沢山買ってもらえて上機嫌、私たち夫婦も大満足の旅行でした。

本題に戻ります。

先日仲間の建築士さんたちと世間話をしていた時に、ふとしたことから「意匠(いしょう)設計」の話になりました。

住宅における意匠設計とは一言で言えばデザインの事です。

家づくりに置いて最重要項目の一つです

なぜ重要かというと意匠ですべてが決まると言っても過言ではないからです。

全てが決まるというと少し大げさに聞こえるかもしれませんが、何も意匠設計は外観の形だけではありません。

意匠設計をするにはまず、敷地の特性を見抜かなくてはいけません。

どれくらいの大きさでどのような形なのか?

接道道路の状況や関係法令的に何かあるか?

近隣の建物の様子は?また今後隣接して建物は建ちそうか?

などから建物を建てる位置と方位を敷地の中に落とし込み、大まかな大きさもその時に仮決めします。

そこから間取りのゾーニング(各部屋を種別分けしてざっくりと配置させる)が始まります。

この時には構造や断熱のことも並行して考えなくてはいけません。

なぜかというとここで構造や断熱気密のことを考えず、間取りだけにフォーカスした計画をしてしまうと後で耐震性能や断熱性能を狙った数値にしようとした時に必要以上に部材を多く使うことになったり、不自然な納め方になったりで、余計な費用が掛かってしまう可能性があるからです。

なのできちんとした設計士は間取りと同時に構造や断熱のことも考えて計画します。

つまり土地から読み解きはじめ、設計を考えて家の形が見えてくる頃には性能値も決まってきて、概算の予算までおおよそ見えてくるのです。

そうなると意匠設計がいかに重要か、分かってもらえると思います。

さて話を戻します。

その建築士同士の世間話の最中に「どのように意匠設計を進めていくか?」という話題になり、その中の一人の女性建築士の方が「色々な有名建築家のプラン集を見ながらプランを考えたりするんだけど、○○先生(超有名先生)のプラン見ながら考えるといつも小っちゃくなっちゃって、私の好みと離れすぎて結局ボツになることが多い」と笑いながら話していました。

図面の書き方は人それぞれなので良いとして、今回焦点を当てたいのは「小さい家」についてです。

私もそういう高名な建築家の先生のプランは目にすることがありますが、無駄を省いたというか、洗練されたというか、とてもスッキリして美しい建物が多いです。

小さい家のメリットはたくさんあります。

まずコストが抑えられる!

同じ予算ならば、小さくして形を整えてある家の方が他のことにお金を掛けられます。

同じ仕上げなら小さい方が固定資産税も安くなります。

そして冷暖房効率も良くなります。

同じ断熱性能、能力の同じ空調機器であれば、小さい空間の方が効きも良いし、光熱費も抑えられる。

また動線計画も上手くハマった時には、家事などの移動距離も短くなる点も見逃せません。

毎日のことですから少しでも効率よく短時間で済ませたいですもんね。

その他にもメリットはたくさんありますが、とりあえずこの辺で!

次に今度は気を付けていただきたい点を述べたいと思います。

それは収納計画です。

小さい家にするには無駄を落とし切らないと小さくならないのは当たり前ですが、それ以外にも各部屋の大きさや数も減らす必要があります。

それは居室だけではなく収納スペースに及んでいる場合もあり得ます。

不思議なもので収納が沢山あると、すぐに捨てようとせず、とりあえず一回しまっておこうという意識が出てきます。そして一度奥にしまってしまったものは、なかなか取り出せず処分する機会が少なくなってしまいます。

そしてそれを繰り返していくうちに、あれだけあった収納スペースがすぐにパンパンになってしまったという話はよく聞きます。

なので収納は必要以上に作らないというのも一つの手でしょう。

しかしながら断捨離にも限界はありますし、人によって個人差もあります。

荷物をしっかり整理してから新居に引っ越してきて、その時点で収納がパンパンというのは少し危ないです。

収納が少ないというのは、片付けができずモノがあふれるという状況になりやすいですし、特にリビング周辺に収納が少ない場合、使用頻度の高いものがすぐに取れないなど、生活しづらい状況になる場合があります。

設計事務所に言われるがまま小さい家を建てて、引っ越して1年もたたないうちに収納を増設するリフォームをしたという方もいらっしゃいました。

生活スタイルは人それぞれですので、生活の仕方によって工夫するのも良いですが、小さい家を検討する場合は特に、収納計画をよく考えましょう。

それでは、また(^^)/

🍀四つ葉工房は茨城県筑西市を中心に下妻市、結城市、桜川市、八千代町、つくば市で「高耐震、高気密、高断熱、高耐久、自然素材」をベースに「デザイン×性能×コスト」のバランスを重視した新築の注文住宅やリフォーム、リノベーションといった家づくりを行っている工務店です🍀

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