気密測定のタイミングはいつ?
おはようございます。
筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。
最近、地域の工務店さんでは気密測定を行う工務店さんも増えてきたような気がします。
「測定業者さん、紹介して」と言われる事もあります。
勉強して、少しでも良いものを創ろうとみんなで切磋琢磨することは、誰にとっても良いことしかありませんね。
「気密測定って何?」という方は過去に書いたこちらのブログをご覧ください→気密測定は必要か?
さて、それでは今日の本題。
気密測定はいつ行うのが良いのか?
気密測定を行うタイミングは基本的に2回あります。
①外周部の貫通部を全部開け、断熱気密工事が完了した後
②工事がすべて完了した後
これ以外のタイミングで測定されている方もいらっしゃるかもしれませんが、私は上記の2回以外は聞いたことがありません。
上記の2回のタイミングのどちらも測定できればベストなのでしょうが、気密測定にはお金がかかります。
現場に気密測定士の資格を持っている方に来てもらって、機械で測定し、後日証明書を郵送してもらうのですが、1回5万~10万くらいが相場になりますので、よほどお施主さんや工務店に強いこだわりがなければ1回で済ませることが多いです。
では①と②のどちらが多いのかというと、①の断熱気密工事が終わった後です。
この時点では、工事中でまだ骨組みなどが見えている状態ですので、万が一いつもより悪い数値が出てしまった時でも、原因を探し出して対処することが出来ます。
②の工事完了後の方が正確なのですが、万が一測定の結果が良くなかった場合、原因を特定して対処することが困難になってしまいます。
基本的には①の状態から追加で外周部に貫通孔を開けなければ、工事完了時までの間に気密が悪くなることはありませんので、①の時にしっかりとした数値が出ていれば問題ないという事になります。
当社でも気密測定は①の時に行います。
気密性能値(C値)は各現場ごとに測定することでしか、数値化できませんので、建築を依頼する建築会社さんに事前に確認してみてください。
それでは、また(^^)/
🍀四つ葉工房は茨城県筑西市を中心に「高耐震、高気密、高断熱、高耐久、自然素材」をベースに「デザイン×性能×コスト」のバランスを重視した注文住宅やリフォーム、リノベーションといった家づくりを行っている工務店です🍀