お知らせ

みんながリビングで勉強できるわけではない

こんにちは。

茨城県筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。

実は少し前に手術をして入院していました。

病名は「虫垂炎」いわゆる盲腸です。

腹部の痛みで全く眠りにつくことができず、夜中に市内の総合病院に連れて行ってもらい、CTを取ったところ虫垂に炎症が起きていることが判明し、進行していたようだったので日付が変わった翌日に急遽手術。

全身麻酔は初めてだったのですが、昔見ていた、ある漫画のことを思い出し看護師さんに「麻酔ってゆっくり数えて7で落ちるのが理想なんですよね?」と聞いたら「それ漫画の見過ぎです」とバッサリ切られてしまいましたw

麻酔導入後もずっと我慢して起きててやる!と全く意味のない意地を見せようとしていましたが眠くなる感覚すらなく、気が付いたら術後の病室のベットの上w初めて体験する不思議な感覚でした。

術後のお医者さんの話だと破裂寸前だったようで、破裂して腹膜炎を起こしていたら、まだ入院していたと思われますので、まだ良かったなと。

本当は一週間くらい入院していた方が良いと言われたのですが、お願いして半ば強引に術後2日で退院。

それでも仕事のスケジュールが詰まっていたので、いろいろな方に迷惑をかけてしまい申し訳なかったです。

病院で働く方々にも大変お世話になりました。

切ってしまったのでもう再発することはないのでしょうが、あの痛みは辛かったですね。

というか40歳になっても盲腸になるんだなぁと。

入院中に考えていたことは今後の健康のこと。

今まで若いと思っていましたが、最近体力も落ちてきたし、これから年を重ねるごとに色々な病気が出てくる可能性は増してくる。

どうなっていくのかなぁという漠然とした不安や子供たちの将来のことまで考えました。

まぁこればかりはどうなるか分からないんですけれどね。

結局元気になった今は、健康に暮らせることがどれだけ幸せか身をもって実感しましたが、前とあまり変わらない生活を送っておりますw

さて前段が長くなってしまいましたが、本題に入ります。

リビング学習という言葉を聞いたことがありますか?

私が子供の頃には「勉強は子供部屋でする」というのが一般的な考え方でした。

家で宿題をする時には静かな部屋で一人集中しながら勉強するのが当たり前。

そのあとに「リビングで学習している子供の方が成績が伸びる」とか「東大に行く子は多くがリビングで学習していた」といった情報が流れてきて一気にリビング学習優位説が浸透しました。

私も若いころにその話を初めて聞いたときには

「なるほど。確かに自分も部屋で宿題をやっている時についつい漫画を読み始めてしまい、結局勉強せずに寝ちゃったりしてたもんな。親の目があるリビングだと注意されたりするから気を張るのかなぁ。でも本当に集中するときは自分だったら静かな部屋で一人でやりたいような気がするなぁ」

なんて思っていたりもしました。

でも今ならはっきりと答えられます。

リビング学習の利点、欠点。
個室学習の利点、欠点。

それぞれ一長一短があります。おそらく皆さんが思う答えはほぼ同じでしょうから、あえてここでは書きません。

重要なのはどちらが良いかではなく、「その人」にとってどちらが良いのか?です。

例えば私は音に関しては敏感な方だと思っていまして、仕事や勉強で集中したい時は静かな方が集中できます。こういう人を「聴覚のノンスクリーナー」と言います。逆に周りで音がしても集中できたり効率が変わらない人は「聴覚のスクリーナー」と言います。

「スクリーナー」「ノンスクリーナー」は聴覚、視覚、触覚とそれぞれあり、人によって様々です。そしてどちらが良いとか悪いとかではありません。

スクリーナーというのはただ単に「気にしない」とか「鈍感」というわけではなく、脳が自動的に不必要な情報を遮断でき、結果集中できる人のことを指します。

子供が聴覚、視覚のノンスクリーナーなのにただ単に「リビング内にスタディコーナーを作ったんだからここで勉強しなさい」というのは子供にとっては苦痛になってしまうかもしれません。

これは本当に人によって違います。家族の中でもバラバラなので全員の特性を満たすには間取りだけでは難しいです。

間取り以外の解決策としては、
視覚であればまず身の回りの物をすっきりさせ入ってくる情報量を減らすこと。そして向きを壁際に向けたりカーテンや衝立で人の動きが視界に入ってこないようにして対策できます。

聴覚に関しては音源からの距離を取ったところに居場所を作ったり、ヘッドホンを付けたりといった対策もアリでしょう。

この話を聞いて「うちの子供はガヤガヤしていると集中できなそうだから部屋で勉強させよう」と思っても監視下に置かないとYouTubeを見てしまったり、switchをやってしまうかもしれないし、それらを部屋に持ち込ませないようにしたとしても居眠りしてしまうかもしれないし、子供を持つ親としては難しいところですね。

大切なのはどこで勉強させるか、ではなくその子にとって勉強しやすい環境を整えてあげることです。

ぜひご参考にしてみてください。

それでは、また(^^)/

🍀四つ葉工房は茨城県筑西市を中心に下妻市、結城市、桜川市、八千代町、つくば市北西部で「高耐震、高気密、高断熱、高耐久、自然素材」をベースに「デザイン×性能×コスト」のバランスを重視した新築の注文住宅やリフォーム、リノベーションといった家づくりを行っている工務店です🍀

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