快適に暮らすには温度だけでなく湿度も大切①
こんにちは。
茨城県筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。
今回は少しマニアックな話にしようと思います。
このブログは一般の住まい手さんに読んでもらうことを想定して書いていますので、なるべく分かりやすく簡潔に書くことを心がけておりますが、今回は少し難しいので2回に分けて書いていこうと思います。
6月に自立型住宅研究会(自立研)関東ゼミ2025という勉強会に参加してきました。全3回シリーズの1回目。この勉強会の参加者は会場が東京なので、関東近郊の建築実務者が参加しています。今回の参加者の中には全国的に名前が通っているような有名建築家の方も参加していました。
私は今年で3回目、最初の年は最終回に顔を出させてもらっただけなので実質2年目ですが、昨年もほぼ同じような内容を聞いていたはずなのにイマイチ覚えていない。
ということで今年は自分自身の復習を兼ねてブログで部分的にですがアウトプットしていこうと思います。
ここで学ぶのは温熱(住空間の環境のうち、断熱や温度湿度といったことの総称を指しております)というよりも空調。
空調って機械なんだからエアコンなり、機械のスイッチを入れれば良いだけなのでは?と思われるかもしれませんが、それでは半分正解、半分不正解ということなんです。
エアコンというのはどの家庭でも使われているでしょうから馴染みはあるかと思いますが、実は非常に優れた機械なんです。
例えば電気ヒーターなどは1の電気から1のエネルギーしか作れないのに対して、エアコンはヒートポンプの性質を利用して1の電気から3のエネルギーを作っているようなものです。非常にエコで高性能な機械がエアコンになります。
そんなエアコンの主な仕事が「冷房」「暖房」「除湿」となります。(加湿機能を持つエアコンもありますが限定的なので今回は触れません)
エアコンは大きさ(容量)や設置箇所、そして運転方法で得られる結果(光熱費や室内環境)が変わります。
いくらエアコンが優秀とはいえ、それを計画する人、使用する人が何も知らなくては効果を最大限発揮できません。
なのでそれをしっかり学んで、住まい手さんにしっかりと説明して快適に暮らしてもらおうというのが最終目的の勉強会です(多分w)
空調計画を学ぶには、その前段階として温熱の知識をしっかり深める必要があります。
そうしないと敵の正体が分からないのに作戦を考えることと同じになってしまい、きちんとした対策が立てられないということになりますからね。
ここで言うところの敵とは「温度と湿度」になります。
温度は日常的にチェックしますし、体感でもなんとなく分かるかと思います。
一方で湿度はというとイマイチ具体的な数値は日常で触れる機会が少ないので「夏はじめじめしてる」「冬は乾燥してる」くらいの認識の方も多いと思います。
しかしながら日本という国はヨーロッパやアメリカの西海岸の地域と比べると非常に高温多湿な国と言えますので、本来であれば湿度対策は重要ということになります。
ここで質問です。
温度を表す単位は「℃」ですが、湿度を表す単位は何でしょうか?
ということで今回はここまでにします。
ぜひ次回も読んでみてください!
それでは、また(^^)/
🍀四つ葉工房は茨城県筑西市を中心に下妻市、結城市、桜川市、八千代町、つくば市北西部で「高耐震、高気密、高断熱、高耐久、自然素材」をベースに「デザイン×性能×コスト」のバランスを重視した新築の注文住宅やリフォーム、リノベーションといった家づくりを行っている工務店です🍀