お知らせ

収納率を考える

こんにちは。

茨城県筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。

少し過ぎてしまいましたが、クリスマスはいかがお過ごしでしたか?

今年も我が家にはサンタさんが来ました。いつもはトイザらスに、こっそりとおもちゃを買いに行くのは私の役目になることが多かったのですが、今年は妻がネットで少しずつ用意してくれていたので私の出番はなく、ラッピングもいつの間にか妻がしてくれていました。

小4の長女は去年もサンタさんの存在を疑っていたのですが(内心ほぼ分かっていたと思います)学校でお友達と話す中で確信に変わったようで、妻に問い詰めたので長女には本当のことを話しましたが、「妹たちにはもう少し夢を見させたいから話しを合わせてね」とお願いしました。

本当のことを話した時の長女の「なんか悲しくなっちゃった」といった時の表情や仕草が印象的で、自分の子供の頃のことを思い出しました。

次女と三女にはいつカミングアウトしようかなぁ…なんて真面目に悩んでいたりします。

そしてクリスマスも終わり、いよいよお正月ムードになってきましたね。

仕事納めになった方もいらっしゃいますが、私はもう少しだけ頑張りたいと思います。

ここ2か月ほど公私とも近年まれに見る忙しさで、あっという間に日にちが経ってしまい、なかなか実感が湧きませんが、年末年始はそれなりにお休みをする予定ですのでそれまで踏ん張ります。

今回は収納率のお話になります。

家づくりについて考えると必ず考える事項の一つになる収納。

ネットなどで調べると「収納率」というワードが出てきます。

収納率とはその家の中で収納としてのスペースがどれくらいかということを%で表したものになります。

今チャットGPTで理想の収納率は?と聞いてみると「お勧めは10~15%です」と答えてくれました。

例えば15%の場合、30坪の家では4.5坪(9畳分)、35坪の家であれば5.25坪(10.5畳)、少し大きい40坪の家ですと6坪(12畳分)ということになります。

これらは一般的にクローゼットはもちろんですが、シューズクローク(下駄箱)、パントリー(食品庫)、カップボード(食器棚)などのスペースも含まれるかと思います。

理想の収納率はもちろん家庭によって変わります。

物の量が人によって違うのは当然ですが、同じ35坪の住まいでも4人家族なのか5人家族なのかで収納量は変わりますし、将来的に増える予定があるのであればそれも見越して考える必要がありますね。

まず大切なのは自分たちの荷物をしっかり把握することです。

難しく考えることはありません。

長さと体積だけでほとんどのものは解決できます。

衣類であれば靴やハンガーにかけるものは長さで、ケースやタンスに畳んで仕舞っているものは体積で測りましょう。

書類や本は長さで良いのですが高さがばらつく場合にはカテゴリー別に分けて考えた方が良さそうです。

それら以外のものはおおよそ体積で構いません。

自分たちの物の量を把握したら次はどのくらい増えるのかの予測です。

こちらは不確定要素ですので想定される範囲だけで大丈夫です。

ここからは収納量を図面に反映させていくわけですが、今回は収納率から考える注意点を2つ、お伝えさせていただきたいと思います。

1.納戸の必要性

部屋の項目の一つに「納戸(なんど)」というものがあります。

これはいわゆる物置部屋のことですね。

家全体の収納率を上げるという観点で見ると非常に有利に思えます。

仮に30坪で収納率15%を目安にプランを考えた場合、4畳半の納戸を計画に入れるだけで収納率の半分をカバーできてしまいます。

広いスペースがあれば大きい器具や家財道具も置いておけるので悪いことばかりではありません。

ただし、ここでの注意点は納戸を作ったとして、そこを100%使うのは難しいことです。部屋が大きくなればなるほど人が通る空間が必要になってきますので4畳半の納戸を作ったとしても、実際にモノを置くスペースとしては3畳弱くらいになってしまうかと思います。

それとこれはあるあるな話なのですが、子育て世代が家を建てる時は子供部屋を検討しますが、子供が成長して家を出て生活を始めて子供部屋が要らなくなると子供部屋がそっくりそのまま納戸になるということは、どの家庭でも考えられます。実際にそうなっているお家がかなり多いです。

なのでお子さんが何人かいらっしゃる家庭では新築時に本当に納戸が必要か検討する必要があります。ほとんどの方が要らないという結果になるのでは?

物置兼書斎代わりとして、例えばリモートワークなどで使いたい人もいらっしゃると思いますが、その時は換気だけ気を付けてください。納戸は人が常にいないという想定になり、計画換気の範囲外になることがありますので、そこは設計者さんと相談していただければと思います。

2.奥行が深いクローゼット

日本の住宅の多くは「尺モジュール」という基準で平面寸法が決まっていきます。3尺≒910ミリということになっており、その910ミリという寸法が基準となっています。

図面をグリット化(マス目)にすると1マスは910ミリ×910ミリになります。

ちなみに1畳というのは910ミリ×1820ミリとなり、一般的な押入の寸法も奥行910ミリ×幅1820ミリというのは多いです。ですがこの奥行910ミリというのがなかなか悩ましいところで、例えば布団をしまったり、大きな荷物を入れる場合には良いのですが、それ以外の場合は奥行きが深いことで奥に入れてしまうと手が入りづらくなって取り出しづらくなってしまったり、そもそも見つけづらくなってしまうこともあり、場合によっては使いづらくなってしまいます。とはいえ半分の455ミリだと収納量が制限されてしまいます。

そこで私のお勧めは奥行き606ミリの収納です。910と455を比較すると収納量や収納できる物に結構な違いが出てきますが、910と606では収納量の差もそれほど変わらず、そもそも910と比べると奥行きが深くないので奥に押し込める量も少なくなりますので取り出しやすくなったりします。

収納率という%で考えると収納の奥行きが少し減ることは数値的には不利になりますが、その分廊下や室内側が少し広くなったりしますので悪くないと思います。

マス目に綺麗に柱を配置して構造的にバランスよくしようとすると、どうしても奥行910になりやすいというのは実際ありますけどね。そこらへんはまた別に検討する必要があります。

検討の価値はありますので、ぜひ参考にしてみてください。

今回のお話はここまでとなります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは、また(^^)/

良いお年をお迎えください!

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