お知らせ

そろそろ窓の出番かな?

こんにちは。

茨城県筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。

今の季節は秋です。

この時期は毎週末のように運動会やらイベントやらがあり、過ごしやすく楽しい時間が続きます。今年は次女が二回目の七五三でして、11月末まで予定が目白押しです。と思ったらあっという間に年末になるんだろうなぁ。

「暑さ寒さも彼岸まで」

今年はまさしくその言葉がピタリと当てはまりましたね!

秋分の日を境にいきなり過ごしやすくなりました。

まだ少し残暑は残っていはいますが、エアコンの稼働時間はかなり少なくなってきたのではないでしょうか?

ただし、高気密高断熱住宅は低気密低断熱の家と比べて熱籠りが起きやすいです。

断熱性能と気密性能が良ければ良いほどそれが「あだ」となり、室内の熱が放出されにくくなってしまいます。


過去ブログにも書いてありますのでお時間がある方はこちらもご覧ください
高気密高断熱住宅は夏暑い?

熱の発生は何も太陽の熱だけではありません。

人が一人ソファに座っているだけで100Wの熱を発生させていますし、掃除機をかけたりして動いているとそれが300Wになります。

照明器具を付けていたり、パソコンやゲーム機から発生する熱も微量ですが、あります。

調理をすれば熱と同時に湿度も上がりますし、お風呂で出すお湯も同じですね。

夏はエアコンで強制的に温湿度をコントロールしますし、冬は室内で発生する熱や湿気は恩恵になります。

では今のような中間期は?

夕方から夜間にかけて室内で無冷房で過ごしていると少し暑いなと思う時もあるでしょう。

高気密高断熱住宅で熱籠りが起きやすいのは当然です。

むしろ今の時期の夜間で窓を開けたりしないで生活していて室温と外気温がほぼ一緒であった場合は、もはや高気密高断熱住宅ではないのでは?と思っても良いでしょう(外気温など条件によってはです)

そんな時に窓を開けると外がほぼ無風でも涼しい風がサッと入ってきます。

この時の風量は内外の温度差にもよりますが、高気密であればあるほど強くなる傾向があります。水道の蛇口にホースを付けて、先をつまむと水量は変えなくても水の勢い(水圧)が変わるのと同じ理屈ですね。

隙間だらけの家だといろいろな所から空域の漏れが発生していますので一カ所だけ窓を開けたところで風は感じにくくなります。

また3種換気を採用している家だと負圧になりやすいので、より顕著に風量が増すこともあります。

なのでこれからは窓を開けることで省エネをしながら温度調節ができる時期となります。

ただし逆を言えば通風を考えた窓配置をしていない家だと窓の開閉による温度調節が難しくなります。

当社で設計の際に取り入れているパッシブデザインには、土地柄による風向きや、窓の形状や取付高さの工夫で風を上手に利用する「通風」という概念があります。

表は夏のシミュレーションですが、夕方帰宅してから風通しをしておくと就寝までの間にずいぶんと温度を下げてくれているのが分かりますね。この下がった分が省エネと言えます。

さすがに今の真夏は夜間に外気温がある程度まで下がったとて温湿度含め、冷房された室内以下の空気環境になることはまずありませんので、夏は窓を開けない方が良いと思いますが、朝晩の温度低下が大きくなってきている今の時期は窓を開けて風通しをすれば冷房を付ける時間が少なくなってきますので省エネになりますね。

風をうまく利用するには地域風(卓越風)の向きや、敷地の周辺状況をしっかりと考慮しなくてはいけませんが、長くなりますので、そちらはまた別の機会に書きたいと思います。

個人的には窓を開けて外の空気を感じながら室内で過ごすことは快適に思うのですが、極端に虫が苦手な方や、近隣の関係で窓を大きく開けられないなど、場合によっては恩恵が得られない方もいらっしゃるかと思います。

そのような時でも網戸を目の細かいものに変えたり、窓の配置や大きさ、形状などを考慮すれば全く恩恵が得られないという事はあまりないはずです。

今はよく「春と秋がどんどん短くなってきている気がする」なんて言われています。

残念ながらそうかもしれません。

でもだからこそ機械空調ではない自然の空調で過ごせる今を楽しみましょう♪

それでは、また(^^)/

🍀四つ葉工房は茨城県筑西市を中心に下妻市、結城市、桜川市、八千代町、つくば市北西部で「高耐震、高気密、高断熱、高耐久、自然素材」をベースに「デザイン×性能×コスト」のバランスを重視した新築の注文住宅やリフォーム、リノベーションといった家づくりを行っている工務店です🍀

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