こんにちは。

筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。

新築住宅を検討されている方にとって、こだわりポイントにされている方が多いことの一つが「キッチン」です

キッチンは毎日使うものですから、当然と言えば当然です。

とはいえデザインや色などはそれぞれ好みがあり、機能性についてもそれぞれ感覚が違いますので、ショールームなどで確認してもらうのが一番良いでしょう。

そこで今回はキッチンの間取りのことについて、ぜひ家づくりの際に参考にしてもらいたい点を設計者目線でいくつか話したいと思います。

パントリー(食品庫)

今の家にはキッチンの近くにパントリーを設けることも多いかと思いますが、まず検討しておきたいのが大きさです。パントリーは食べ物だけでなく飲み物も備蓄します。お茶、ジュース、炭酸水など、各家庭ごとに量は違うでしょう。水に関しても飲用としては水道水ではなく、ペットボトルやウォーターサーバーの方もいます。完全に物量を把握して計画する必要はありませんが、出来るだけ備蓄できるように少しでも大きく、また無駄なスペースができないように計画しましょう。

あとは玄関からのアプローチも大切です。食料品はある程度まとめ買いすることが多いので、車から降りてキッチンやパントリーに運ぶまでの移動距離や動線を考慮したいですね。

ゴミ箱の位置

図面だけだと見落としがちなのがゴミ箱の位置です。図面にはキッチンやカップボード(食器棚)、冷蔵庫などは記載がありますので、イメージし易いですが、初期の段階ではゴミ箱の位置はあまり検討していないことが多いようです。実際に調理するときにはゴミ箱は近くに欲しいですし、キッチンには燃えるゴミだけでなく、カンやビン、段ボールなども集まってきますので、結構なスペースが欲しくなります。出来れば早い段階から検討しておきたいですね。

回遊動線型キッチンについて

回遊動線型のキッチンとは、キッチンを端に寄せるのではなく、部屋の真ん中付近に配置して、ダイニングリビング間とをぐるぐる廻れるように配置することです。

すごく動線が柔軟になり、良いことも多いのですが、一点だけ注意してほしいことがあります。

それは家の構造です。アイランド型キッチンで回遊型にするとスペースが必要になってきますので、本来柱を建てた方が良い所に柱が建てられなかったりすることもあります。特に二階建ての家で、でキッチンが一階の場合は荷重がかかりますので、構造の検討は絶対にしてもらいましょう。

安全を軽視してまで、優先させるデザインはありません。

まとめ

今回のお話はいかがでしたか？

もちろんキッチンで気を付けるべき話はこれだけではありませんが、これから家づくりを始める方にとって少しでも参考になれば幸いです。

それでは、また(^^)/

🍀四つ葉工房は茨城県筑西市を中心に「高耐震、高気密、高断熱、高耐久、自然素材」をベースに「デザイン×性能×コスト」のバランスを重視した注文住宅やリフォーム、リノベーションといった家づくりを行っている工務店です🍀