お知らせ

建てたなら暮らし方を伝えないと!

こんにちは。

茨城県筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。

夏到来!というような今日この頃ですね。

屋外での作業も多いですが、今年は熱中症のような症状は今のところなく、元気に仕事させていただいています。

先日、増築のご依頼をいただいたお施主さんのお家にお伺いさせていただいた時の話です。

そのお宅は約8年ほど前に有名なローコスト住宅メーカーで建てられた家で、割と築浅ではありますが、生活スタイルの変化もあり、増築をご希望されています。

そこで訪問させていただいた時に気になることがありました。

打ち合わせに時間が少し長くなったので、途中お手洗いをお借りした時のことです。

その時にドアを開けたら換気扇が回り出しました。センサー付きの換気なのかなと思いましたが、中に入り、ドアを閉めたら止まりました。

よく見るとスイッチ付きの普通の換気扇で、気圧の関係でドアが開いて空気の流入量が多くなって回っているだけでした。回転方向まではチェックできなかったので給気で回っているか、換気で回っているかは確認できませんでしたが、お打合せの際リビングに自然給気口が付いていましたので、第三種換気を採用しているのは分かりました。

換気については基本をまとめたブログがありますので、お時間があればこちらをご覧ください
「計画換気の基本」

三種換気の場合、トイレの換気扇を24時間換気の排気経路に計画する事が多いので換気扇は24時間付けっぱなしにしておくのが通常です。

もし別の経路で換気を計画している場合でトイレの換気扇を局所換気(キッチンのレンジフードのように必要な時だけ換気扇を回すこと)として使うように計画するのであれば換気扇が消えている時に外が完全に見えるような換気扇やフードは使いません。それだと外壁に穴が開いているのと同じなので。

なのでおそらく前述したように24時間換気計画の換気経路として計画していると推測できるのですが、そうなると、トイレの換気扇を消してしまうと換気がきちんと行えていないことになります。

私の懸念点は2つありました。

1つは換気を止めることで、換気口に穴が開いているような状態になり、ある程度の大きさの虫まで自由に出入りできてしまう環境下にあること。
虫は苦手な方には非常に大きな問題です。

ちなみに我が家は5人家族ですが、女性4人で男性は私だけですので、虫を見つけると必ず私が退治に呼ばれますw

奥さんの機嫌が少し悪い時も虫を退治すると、少し機嫌良くなってくれますww

そして、もう一つの懸念点が冬の寒さです。

換気扇が止まって、換気経路が給気経路になってしまうことで、常に窓が少し空いているのと同じ状態ですので、冬の室温低下につながります。この熱ロスの収支は下がった室温を温める暖房費よりも常時換気扇を回していた方が電気の使用量は抑えられるはずですし、何よりも冬のトイレの温度が極端に低いと快適とは言えませんね。

お施主さんに確認したところ、特に換気扇の使い方については引き渡しの際などに説明を受けていないとの事でした。

もしかしたら説明を受けたけれど、忘れてしまっただけかもしれませんが、建てた後もきちんと良好な関係を作り、定期的に訪問できる機会を作っておくことが家づくりに置いてはとても重要なことであり、それらも含めて建築会社は責任を持つことを自覚しなくてはならないと改めて感じました。

余談ですが、ちょうど二週間ほど前に当社の施工エリアを少し超えてしまっている方から新築のご相談をいただきました。

HPを見てくださり、気になってご連絡くださったとのことでした。

メールでのやり取りは、すごく丁寧で文面から誠実な人柄が伝わってくるような方でしたが、建築候補地が、当社から車で約1時間半、交通量の多い時間帯だとそれ以上の時間がかかると思いましたので、緊急時のメンテナンスの事や、経費が余計に掛かってしまうことなどを説明させていただき、もし候補地が変わって、もっと近づいた時には再度ご連絡くださいと伝えさせていただきました。

少し悩みましたが、住まい手さんのことを考えたら決して間違った判断ではなかったと思っています。

最近無責任な建築会社さんをお見受けすることが多かったので、ブログにしてみました。

それでは、また(^^)/

🍀四つ葉工房は茨城県筑西市を中心に下妻市、結城市、桜川市、八千代町、つくば市北西部で「高耐震、高気密、高断熱、高耐久、自然素材」をベースに「デザイン×性能×コスト」のバランスを重視した新築の注文住宅やリフォーム、リノベーションといった家づくりを行っている工務店です🍀

ZEH

家づくりに関することなら四つ葉工房へお問い合わせください。

四つ葉工房では、理想の家づくりを実現するお手伝いをいたします