設計契約とは?
こんにちは。
筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。
先日小2の娘が所属しているダンスサークルの合同発表会に行ってきました。
4月からの約一年間、この日に向けて仲間と一緒に楽しくレッスンを受けています。
途中地域イベントなどにも出演させてもらったりしますが、一年間の集大成のイベントは、やはり感動しました。
来年は妹2人も加わる予定ですので、さらに楽しみが増えます。
さて今回のブログのお題
「設計契約」についてです。
初めて聞くという方もいらっしゃるかと思いますので説明させていただきますと、注文住宅の場合、大きく分けて契約には2種類あります。
主契約となるのが「工事請負契約」と呼ばれるものです。
図面などをしっかり揃えて、この内容でこの金額、この工期でこの支払条件、というのを承諾してもらい、署名捺印をしていただくのが「工事請負契約」です。
一般的に契約と言えばこの工事請負契約を指すことが多いです。
では「設計契約」とは何か?
読んで字のごとく設計するための契約です。
注文住宅の場合、一からその土地に合わせたプランを作っていきますので、一つのプランに対して結構な時間がかかります。
ここをなるべく手間がかからないようにしている会社もありますが、普通の工務店であれば、最低でも1ヶ月、長ければ3ヶ月以上かかります。
もちろんその間には人の手が加わりますので費用が発生します
その費用を先にいただくための契約が「設計契約」となります。
設計契約の金額は会社さんによってまちまちです。
私が聞いた中では最安は10万円で、最高は某大手ハウスメーカーさんの100万円です。
またどのタイミングで設計契約を結ぶかも会社によって違います。
自社の家づくりの説明や概算の資金計画は無料で行うけれど、そこからの具体的な話は設計契約を結んでからでないと進められない、など会社によって違います。
こういう話を聞くと「ただの囲い込みだ」「なんか不親切だなぁ」と思われる方もいるかもしれませんが、実はこの設計契約は、今このブログを読んでいる家づくり検討中の方にとってもメリットがあるんです。
設計料は項目は違えど、どの会社でもいただいていると思うのですが、基本的には設計契約を結ばない場合は、設計料は工事請負金額の中に含まれるので、途中で他の会社さんと契約を結ばれてしまったり、お施主さんの都合で計画が流れてしまったりとなるとそれまでにかけた費用が負債となってしまいます。(経験や勉強だと思えればすべてが無駄ではありませんが、業務として行っている以上ここでは負債という表現を使わせていただきます)
数年前に関西の方の工務店の社長の公演をお聞きした時に、
「住宅展示場(ここではモデルハウスではなく、多数のメーカーが入っている総合展示場のこと)を持っている会社さんの平均データを取ると来場20組のうち契約に至るのは1組です。つまりそれ以外の19組の方に掛けた費用は信頼して契約をしてくださった1組の方がお支払いすることになるのです。自分がお客様の立場だったら、他人用に書いた図面の費用を自分たちが払うことになったら嫌ですよね?ですから設計契約は絶対に結びましょう」と言った内容のお話をされていました。
もう5年以上前の話ですが、当時はお施主さんのためにと思い、契約まではすべて無料で行っていましたが、それが必ずしもすべてのお施主さんのためにはならないんだという事を実感させられました。
当社でも設計契約は結ばせていただいております。
ただし当社の家づくりや予算感を知っていただくためにファーストプランまでは無料で作らせていただいております。
そのファーストプランと御見積もりを見て、さらに打ち合わせを継続していきたい、と思ってくださる方には図面と見積書と引き換えに設計契約を結んでいただきます。契約金額は一律で税抜20万円です。
頂いたお金はのちの工事請負契約に充当されます。
設計料だけを一部先にいただくという事です。
設計契約をご希望されない方には申し訳ありませんが、図面と御見積もり書の持ち帰りはご遠慮いただいております。
今後この社内ルールは変わるかもしれませんが、今はここが当社で出来る最大限の誠意だと思っています。
お金が絡むことなのでどこかの建築会社に行った際はしっかりチェックした方が良いでしょう。
それでは、また(^^)/
🍀四つ葉工房は茨城県筑西市を中心に下妻市、結城市、桜川市、八千代町、つくば市北西部で「高耐震、高気密、高断熱、高耐久、自然素材」をベースに「デザイン×性能×コスト」のバランスを重視した新築の注文住宅やリフォーム、リノベーションといった家づくりを行っている工務店です🍀