トイレは1ヶ所?2ヶ所?
10月に入ったのにいまだに半袖で仕事をしています。先日住宅ローンの相談にいつもお世話になっている金融機関の担当者にお会いしたら「ずいぶん焼けましたねぇ」と言われました。10月なのに( ;∀;)
おはようございます。筑西市の工務店 四つ葉工房の篠﨑です。
今回は家に必須のトイレの数について参考になるような話をします。
最近は平屋が流行っていたり、建物のスマート化(建坪の小さい家)の傾向があったりで、トイレを1か所しか付けないというお家を見かけることが、以前と比べて多くなったような気がします。
私も平屋を提案した際にほぼ毎回「トイレは二ヶ所あった方がいいですか?」と聞かれます。
そこで今回は私が思うトイレの数について意見を述べます。
SNSで情報を収集されている方はたまにこういった投稿を見かけるかと思いますが、今一度トイレの数によるメリット、デメリットを紹介します。
トイレ1ヶ所の場合
・単純に工事費や機器代が1ヶ所分しかからないのでその分安くできる。建坪も抑えられる。
・掃除やメンテナンスが1ヶ所で済む
・同時に使いたい人がいた時はどちらかが我慢しなくてはいけない
トイレ2ヶ所の場合
こちらは1ヶ所の場合の全く逆になります。
・トイレの数が増えるので給排水工事費、機器代が増え、建坪数も大きくなるのでその分建築費が上がる
・掃除やメンテナンスの箇所が2か所になる。
・混み合う時間帯や体調が悪くトイレを占領している人がいる時も安心できる。
というのが主なメリット、デメリットになります。SNSでもこの手の情報発信はいろんな方がされているので一度は見たことがあるという方も多いと思います。
ここでまとめて終わりにしてしまうとなんだかなあ、となってしまうのでもう一歩踏み込んだお話をします(^^♪
生活ができるのかを考えてみましょう
それは「トイレがなくなった時、生活できるのか?」ということです。
家にあるものが使えなくなったことを想像してみてください。
例えばお風呂が壊れてしまったり交換工事をすることになった場合は、近くに親族や親しい人がいれば借りたり、近くに健康センターがなどがあれば利用すれば済みます。
キッチンが使えなくなっても外食やテイクアウトなどがありますし、飲み物もペットボトルや紙コップを使えば調理や洗い物は極力なくせます。
ではトイレはどうでしょうか?
想像してみてください。
夕方家に帰ってきて次の日の朝家を出るまでのたった半日ですが、トイレが使えなかったらどうでしょうか?
トイレの度に近くのコンビニや隣の家に借りに行くことはかなり面倒だと思います。ましてや小さい子供がいる場合、負担は倍増します。
仮に一晩なら何とかしのいでも何日か続くとなると、もはや住めないレベルになると思います。
トイレが使えなくなるほどの状況はそんなに頻繁に起きることではありませんが、決してあり得ないことではありません。
このような観点から見て判断されるのもいいかと思います。
それではまた(^^)/