お知らせ

夏至と冬至を基準にしてはいけません

こんにちは。

筑西市の工務店、四つ葉工房の篠﨑です。

先日、次女の保育園の卒園式に参加してきました。

長女の卒園式の時はコロナ禍真っ只中で、夫婦のうち一人しか参加できず、私は式中は車で待機していました。

今回は夫婦で娘の門出を見ることができ、感慨深いものがありました。

入園時はコロナ禍で、様々な制限があった中、それでもいろいろな工夫をして楽しく通わせていただき、園の先生方や関係者の方には感謝しかありません。

まだ三女が控えていますので、三女の卒園の時には「もう園にお世話になることはないんだなぁ」と、もっと寂しい気持ちになるだろうと今から思っています。

さて、今回のお話は夏至と冬至と太陽熱についてです。

皆さんご存じだと思いますが
夏至とは一年のうちで最も日の出が早く日の入りが遅い日で、正確な日付は年によって変わりますが、例年6月22日頃です。

冬至は夏至の反対で一年のうちで最も日の出が遅く日の入りが早い日で、こちらは例年12月22日頃です。

うるう年などの影響で誤差はありますが、ほぼ6ヶ月の周期です。

そして地球の温度に最も影響を及ぼすのは太陽の熱です。

昼間は太陽からの光が地表に降り注ぎます。そして太陽光が様々な物質に当たり、光から熱に変化することで物質が暖められます。

そして陽が沈むと逆に地球から宇宙空間に向かって熱が放出されますので、温度が下がります。

これらは熱の「放射」という性質によるもので、昼間は曇っている時よりも晴れている時の方が温度が上がりやすく、夜間は雲がなく星が綺麗に見えている時の方が地表の熱が奪われやすいので朝方の温度が低くなりやすいというロジックです。

どちらにせよ温度と太陽の熱はとても深い関係があります。

では太陽が一番長く出ている夏至が一番暑くて、一番短い冬至が一番寒いのかと言われるとそうではありませんね。

例年最も暑いのは8月中旬から下旬頃で、一番寒いのは1月下旬から2月上旬頃ではないでしょうか?

どちらもそれぞれ夏至冬至から1ヶ月~1ヶ月半くらいの誤差がありますね。

これはどういった理由かと言いますと、夏至においては冬の間に冷やされた地球の温度がまだ上がりきらず、夏至の時にはまだその冷気が地球に残っているために最高気温到達までの誤差があるのです。

冬も同じようなことで、夏に暖められた熱が冬至の時点ではまだ残っていて、それが徐々になくなっていき、タイムラグがあって冬の最低気温に到達します。

当社のようにパッシブデザインという設計手法を取り入れている会社さんで、しっかりと勉強をされている方は夏至を基準に計画する事はないかと思いますが、あまり勉強されていない方の中には未だに夏至を基準に物事を決めている方がいるようで、それは大きな間違いという事になります。

ちなみに私は日照シミュレーションをする時には冬至ではなく少し太陽高度が下がっってきた8月の陽当たりでシミュレーションを行います。

ちょっとしたことではありますが、その意識の差が今後何十年と住むことになる家に対して、光熱費や快適性などにおいてトータルで大きな差になります。

家づくりは建てて終わりではありませんし、むしろ家づくりに費やす期間の何十倍も住み続けるものですので、目先のことももちろん大切ですが、先を見据えた考え方もとても重要になります。

それでは、また(^^)/

🍀四つ葉工房は茨城県筑西市を中心に「高耐震、高気密、高断熱、高耐久、自然素材」をベースに「デザイン×性能×コスト」のバランスを重視した新築住宅やリフォーム、リノベーションといった家づくりを行っている工務店です🍀

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